ようやく解けたニンジンの謎

10年以上前、友達とルームシェアをしていました。彼女の実家は広い田んぼや畑を持っていて、お米も野菜も自分たちで食べる分はほとんど畑から取れる、そんな環境のいいところで育ったそうです。一緒に生活をするようになり、食事や掃除を当番制にすることにしました。

彼女が毎回スーパーで必ず買ってくるものの一つにニンジンがありました。まだ残っているのにニンジンを買ってくるのです。まだ使い切っていないのが残っているのになぁ、二人じゃ消費しきれないなぁといつも思っていました。

私は嫌いな野菜はなく、なんでもたべれるのですが、ニンジンの私の中における重要度の割合はそれほど高くなく、どうしても必要なものでもありませんでした。

彩りに少しあればいいかなくらいの感覚なのですが、ある日どうしても気になったので、毎回ニンジンを買う理由を尋ねてみました。

彼女はなんと、そのことを意識したことがなかったようなんです!

いろいろ家庭環境のこととかお母さんの料理のこととか質問していくうちに分かったのが、「実家の畑にニンジンだけは植えていなかった」ということでした。

それで、スーパーに行くと買わなきゃいけない気持ちになるそうで、なるほど!と思いました。

ちなみに私が育った地域の特産物はニンジンでした!農協ではニンジンジュースが売られているし、ニンジン畑の端には売り物にならないニンジンがゴロゴロ転がっていて、農家の方が「持って行っていいよ」といつも快く言ってくださるそんな地域だったので、きっとニンジンだけは買わなくてもいいリストの入っているのでしょう。

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